前回に引き続き、パラレルワールドものをもう1作。

「ルート225」藤野千夜

ルート225

ルート225

軽妙な文章で、サクサク読めた。

人生は決断と分岐の連続。
もしAをやっていたら、やっていなかったら…。
些細なことで人は変わってしまう。

主人公周辺の反応がリアルに感じる。
実際の対応とか、こんな感じかもしれんなあと。

ちょっと、でも確実に違う別世界。
自分以外は信じられない世界?
自分以外はみんなニセモノ?
それとも自分がオカシイのか?
何が本当で何が嘘なのか…。
考え出したらなかなかに恐くなった。


本と人の出会い

本の紹介ブログです。

現役書店員です。

読了した本、気になってる本やその周辺の本を連ねていきます。

本屋さんで出会った時がその人にとっての新刊で、

昔の本でも良いものは売り続けたいし、

長く読まれて欲しいと思いながら仕事をしています。


本って、昔読んだものでも、

時間が経ってからまた読むと、

感じ方が違ったりしますよね。

その時どんなことに関心があるのか、

振り返ることもできるので、よいツールだと思います。


近頃の読書時間は通勤時間のほかに、

仕事から帰宅→食事→1歳3カ月の娘のお風呂と寝かしつけ

のあとに作ろうとしています。

休みの日は娘がお昼寝しているとき。


目下、パラレルワールドものが好きで、

私が本好きになったきっかけと言ってもいい本が、これです。

夢か現実か、分からなくなるくらい作品世界にのめり込みました。読後のフワフワした感覚が忘れられません。

あの感覚をまた味わいたい。

とにかく構成が素晴らしい。ページをめくる手が本当に止まらなかった。


パラレルワールドもの、探しています。

どなたか教えてもらえると嬉しいです。


いろんな本を教え合えるようなコミュニティも作りたい。

ブックツリーみたいのも作成してみたいです。


まだまだ知らない本がたくさん。

have a good book time.